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自暴自棄は、まだパワーがある。
あきらめ、無気力は、
生きた屍だ。
過程が楽しいといのはわかる。
でも、頂上に辿り着くまでに、
俺の嫌いなモノが地雷として、
多数、埋め込まれていたら、
俺はパスするよ。
俺のエクスキューズは、
誰にも言うことはないだろう。
言ったところで、わかってもらえないし。
上見ても、下見てもキリがない。
自分の不器用さ、理解力のなさ、意志の弱さに、
いつもウンザリする。
芥川龍之介が言うところの、
「将来に対する、漠然とした不安」は払拭されている。
それより、現状を憂えたり、開き直ったり、忙しい俺がいる。
運命に抗うつもりはない。
心身とも身軽になるため、
様々なモノを捨てた。
人並の幸せとかね。
「普通」や「平凡」ほど素晴らしいものはない。
皮肉ではなく、マジにそう思う。
失って、初めて気づくんだ。
トイレの天井にいるデカイ蛾が、
窓を開けても逃げてくれない。