朝一の部屋の寒気が俺のモチベを奪い、聞くのも悍ましい呪詛を吐かせる。
障子、襖は破れ、新聞紙、チラシを貼ってる。窓ガラスは薄く風が吹くたび音がうるさい。
エアコンもない。目の前のアパートのせいで一日中、陽光は射すことがない。
誰のせいでもない。すべて自分のせい。
苦痛なく消えたい。
来世はいらない。
永遠の無でいたい。
自意識が邪魔だ。俺の胃をルービックキューブのように立方体に圧縮し、寒気で骨格を萎縮させ、不安を煽る空気。俺は救われたいんだ。目に見えない不安、絶望、破滅から。