喜怒哀楽をすべて自分で消化(昇華)。
わずらわしい人間関係はないが、
喜び、哀しみを共有してくれる人がいない。
奈落の底に叩き込まれ、
絶望し、悲観し、死にたくなるも、
それでも這うように2年4か月生きてきた。
鉛を飲みこんだように胃が重い。
どうして普通に生きれなかったんだろうと思う。
環境、名前、親、自分の性格。
結局は自分のせいだ。
でも、ある程度、年齢を重ねてくると、
運命に抗わず、委ねようと思うようになった。
収まるとこに収まる。
健康で普通に生きていられるだけでいい。
多くを望まない、高くを求めない。
それでいいんだ。
精神的に強くないくせに、
ダウンさせられるたびに、シブとく立ち上がる俺は、
意外にタフなのかもしれない。
エアコンの温度調節も自由にできる、
閉じられた、無菌室の小宇宙。
自分で選択したとはいえ、全く人と話すことがなくなった。
苦痛さえなければ、一瞬で煙のように消えることができたら、
俺はそう望むだろう。