自分を人並の人間だと思うから苦しくなる。

最下層の人間と思ってればいい。

実際、もう心身とも疲れ果ててる。

もう生きてて、健康であればいい。

地位、名誉、金、いい女、豪邸・・・・。

俺にはどうでもいい。

ただ、それをモチベにする人は否定しない。

でも俺自身は降りるよ。

深夜に被害妄想の悪魔が降臨する。

過去に対する後悔、憎悪、

未来に対する不安、恐怖、絶望。

矢継ぎ早に俺の神経を責めたてる。

以前にも書いたけど、

手をパンッと叩いて、

一瞬で煙のように消え、

苦痛なく逝くことができれば、

俺はためらわず

死を選ぶだろう。

巷では硫化水素が旬らしい。

練炭の次はH2Sかよ。

硫化水素は硫化鉄に希塩酸または希硫酸を加えて発生させる。

女子中学生でも簡単につくれるわけだ。

でも腐卵臭だろ?

なんか美しくないなあ。

ブルーベリーやジャスミンのような香りだと

桃源郷ぽくて、ファンタジーがある。

でも俺はオッサンだから耽美的な死はありえない。

あまり知られてないが、

芥川龍之介は不倫してた人妻が、

彼の知り合いとも付き合ってたのを知って自殺したんだ。

「将来にたいする、ぼんやりとした不安」

という文言だけクローズアップされるけど、

実際はそんなカッコイイもんじゃない。

世話や苦労をかけた両親がいなかったら、

俺はとっくに死んでたと思う。

幸か不幸かウチは長寿の家系なもんで、

両親は生きてる。

親より先に逝くのが最大の親不孝だ。

ましてやsuicideは最悪だ。

とりあえず、生きてればいいや。

自分に自信もたなくていいじゃん。

人と比較しなくていい、

ステージに避難して、

人工的で、ひんやりした、

サナトリウムのような箱庭で

暮らしたい。