幻聴の saint voice


河西智美の電撃卒業発表にショックを受けたが待望のソロデビューもあるし、いいタイミングかもと自分に言い聞かせる。




AKB河西智美、デビュー曲「まさか」初披露




そんな俺のモヤっとした心をスカッと晴らしてくれるのは水道橋博士の「博士の悪童日記」と玉袋筋太郎が出る「5時に夢中サタデー!」だ。




「博士の悪童日記」  ( 97年4月〜 )

http://blog.livedoor.jp/s_hakase



水道橋博士は豊富な読書量(小説はあまり読まないらしいが)と映画知識に裏打ちされた語彙が素晴らしい。


得体の知れぬモワッとした漠然的かつ抽象的な心象を言語化できる稀有な書き手だ。



TVの売れっ子とサブカル識者の中間くらいの一番いいポジションにいるかもしれない。


「TVに魂を売った」とバッシングされることもなくピンでの仕事も着々と増やしてる博士。



トリリンガルの奥さんをもらい3児の父親になった博士に以前の過激さを求めるほうが野暮というものだ。



浅草キッドは漫才を絶対TVでやらないしDVDにもあえて残さないポリシーがある。


それはTVという放送規制というよりも(もちろんそれもあるが)木戸銭払ってライブに来てくれた客に対する感謝の気持ちが大きいのだろう。



あと以前にも書いたけどマキタスポーツがコラムで指摘したように玉ちゃんは過小評価されてると思う。




マキタは「地方出身者の博士のハングリーさ、新宿生まれ新宿育ちの玉ちゃんのガツガツすることに対する照れ」みたいなことを指摘してた。


相反する二人だから素晴らしい化学反応を起こせるのだ。


俺はトークに関しては玉ちゃんと太田光(太田の書く文章はあまり好きではないが)の2人が特に好きだ。


ただ太田は小倉のヅラ指摘等の過剰なサービス精神の反面、文筆業での堅い内容などで別の側面を見せるが玉ちゃんはそういうインテリっぽい部分は出さない。


スナック、競輪、女遊び等、豪放磊落な宵越しの金を持たない江戸っ子の気風の良さ。


若くして結婚し息子が既に成人してる玉ちゃんだが「良き家庭人」アピールを一切しないのもカッコイイ。



ようつべにUPしてくれる方のおかげで地方でも「5時に夢中」が観れることに感謝!



2012 12・15 「5時に夢中サタデー!」


映画を語る時の宇多丸はインテリ臭さが鼻について嫌いなのだが玉ちゃんとのコラボは頭の回転が速い者同士とても面白い。