年々、物欲、ミエが失くなってきた。いいことだと思うが、単に可能性、展望が狭まってくたとも言える。食うに困らなければ、隠居生活をおくりたい。会社ヤメ、無謀な独立をしたときもそれが願いだった。そのときもイイ女、豪邸、外車とか全く考えてなかった。俺の計画は3年で頓挫しゼロ、いや年齢のこと、失ったモノの大きさを考えると果てしなくマイナスからの再スタートだ。まあ、いい。刑務所から出所してきたと考えれば、まだマシだ。残りのTOKIO LIFEを怠惰に過ごしているが、食欲があるだけよしとしよう。ホント、大晦日から3日までは気が狂い、心身とも崩壊し、何も食えなかったからね。狂っていく過程は自己嫌悪、後悔が怒涛に押し寄せ、俺は部屋を徘徊するしかなかった。2度とあの感覚は味わいたくない。いっそ、自分が狂ったことさえ自覚できないくらい悪化し狂人になれば、逆に苦しみから解放されるだろう。でも、俺は、一応ひっそりと生きることにするよ。今回の3年間は結果的には敗走だけど、これもいい糧になたよ。なんのとりえもなく、転がり続けてる俺の人生。とりえがないから一時の感情に翻弄され積み上げたものを平気で壊すんだよな。食わすべき妻子がいないのがまだラッキーだ。いや、ラッキーか?とにかく、たまにならいいけど、後悔せず、過去を嘆かずこれからのステージを楽しんだほうがいい。