幽閉までのカウントダウンが静かに始まっている。13年前、上京する直前、車でよく聴いてたのはオザケン&スチャダラの「今夜はブギー・バック」とミスチルの「everybody goes」だった。上京して鮮明に覚えているのはsnowの「sexy girl」とDURAN DURANの「white line」。様々なターニングポイントで流れてた曲が、たまたまラジオなどで聴くと、当時の状況、風景、心情を蘇えらせてくれる。音楽の喚起力はスゴイ!夢や希望をもつとロクなことはない。期待せず、かといって絶望するわけでもなく、あくまで淡々と生きたい。それでなんかいいことがあればラッキーと思うくらいでいいさ。自分の器や能力がわかったいまとしては、日々、健康で暮らせればそれでよし。世間一般で言われてる、人並の幸せなんてムリだし。もらった睡眠薬はもうない。薬局で睡眠薬は買えるのか?やはり病院に行かないといけないだろうか。内科でももらえるのか?精神科は敷居が高いイメージが。メンタルクリニックって、名称でゴマかしても同じだ。覇気はないけど、別に厭世的なわけじゃない。昔みたいに、楽しく酒を呑んだり、バリバリ仕事したり、テニスしたり、女の子とデートする日は再びくるのだろうか。俺の生来のハンデを一掃するため、ムリして明るく振舞ったり、ムリして人とコミュニケーションをとってきた。それで最終的に疲れ、傷つくんだよな。いつも誰も俺のことをわかってくれないと思ってた。別に選民意識があったわけでなく、俺の表面だけで判断されることに嫌気がしてた。モチロン、人間は深いつきあいをしないかぎり、外見や表面的な会話でその人を判断するしかない。陳腐な言葉だけど、俺は精神的に自由になりたいと常に思っていた。人目を気にしない、人と比較しない・・・・・それができれば苦労はしない。どんな人でも大小あれ、他者の目を気にする。苦痛なく現世を去れ、来世にリセットできるなら、俺はそうする。でも自殺はしないよ。少なくとも両親が生きてる間はね。