とことんダメ人間へと堕ちてゆく。樹海の魔王に手繰りよせられ、浮上できない。希望をもたなければ、絶望しないと言ったくせに、ついまだ自分が人並だと勘違いしてる。俺は最下層の人間なんだ。どうもニヒリズムを体得できてないがゆえに、心が折れている。あの禁断の1年は12年分の価値があったというのか。奇跡的にリセットできた環境を自ら捨てて3年。やはり俺はすすんでジョーカーをひく運命なのだ。見えない千のナイフが四方八方から俺に刃を向ける。心がザラついているのは、おろしがねですられているに違いない。鳥居みゆきという美貌の天才により磁場が狂ってしまった。完璧に狂えば、苦悩することもない。肉体的苦痛はイヤだけど。ウインチェスターで射ち抜いておくれ!日々、陽が高くなり、春の足音がきこえる。苦痛なき、永遠の無を与えたまへ。