金の雨が降るぜ


旧UWFはロマンがあった。


佐山聡前田日明の2人のカリスマがプロレスを超えた新しい何かを創る期待と予感を感じさせてくれた。


しかし佐山は去り、第2次UWFも盛りあがったもののやはり地上波がないこともあり頓挫しリングス、藤原組、Uインターに分裂した。


俺は高田延彦のファイトスタイルが好きだったが、やはり佐山、前田はトンパチな言動や逸話を含め実力以上の存在感があった。


佐山の狂気に満ちた眼光を見てガチでケンカだったら佐山が最も強いんだろうなと俺は思っていた。



後のジャイアント馬場



「シューティングを超えたものがプロレス」



という言葉は興行、エンタメ、観客論をふまえるとかなり深い。


しかしその後の日本での格闘技の盛り上がりはUWFが礎となったのは間違いない。



当時ネットが普及してなかったのもUWFの幻想をかきたててくれた一因であったのは間違いない。





【 佐山聡VS前田日明_2人が語る「あの試合の真相」】

http://www.dailymotion.com/video/xbsjw1_yyyvsyyyy-yyyyy-yyyyyyy_sport?search_algo=1



やっぱこの2人はいいわい。


2人ともズバズバ言うタイプだが前田はゴンタ顔で佐山は笑いながら毒を吐く。


2人の著書はもちろんUWF関係の本は大抵読んだが(金子達仁が高田のことを書いた「泣き虫」は最悪で怒りをおぼえた)UWFの解散時の内容も前田、高田、船木とも見解が異なっている。


そこがまたいいんだよなあ。


野望を抱いた若き志士(獅子)たちがドロドロした結末で散っていくアンハッピーエンドなストーリーはなんか今でもグッとくるんだよね。


青春時代にUWFと出逢えたことに感謝したい。