what?

ふと久々に聴きたくなった曲。


Sweet Baby(MoonSault):原田真二


95年に上京したて秋葉原で買った原田真二のベストアルバムは数年のタイムラグでガッツリヘビロテする。


初期の原田の曲は結構松本隆が作詞してるんだが意外にイイんだ。


「苦悩する青春群像を切り取る」みたいな陳腐な言葉が浮かぶほどあえてベタな恋愛狂想曲的歌詞なんだよね。


ベタも一貫してるとカッコよく思える不思議。



尾崎豊 − Freeze Moon ('85代々木)」



尾崎豊生前時は彼の文章や社会現象に興味はあったが曲自体にはあんま興味なかった。


尾崎が亡くなって当時付き合ってた女の子に1stアルバム「17歳の地図」のテープを借りて見かけの派手さと違い心の澱、季節感、華やかな都会と自分の現状との乖離を掬いあげる感受性に驚いた。


「尾崎は10代の代弁者」、「10代のカリスマ」というマスコミの安易なレッテルを凌駕してるロッカーだと思った。


尾崎のステージでのパフォーマンス、シンガーとしての評価が社会現象として語られがちな話題の陰に埋没してる気がしてならない。


ステージで神であれば私生活は関係ない。


俺は「時」という曲がすごい沁みるんだけどね。